2018 年 5 月 22 日、なおやん【メローラ】@ShoeshineUsdBro さん主催の靴磨き会にて、なおやんさんの靴を撮影させて頂きました。
なおやんさん、掲載を快諾して頂きありがとうございます!
お近くの方は、ぜひ次回の靴磨き会へ!私もたぶん参加します!
クロケット & ジョーンズ 「BANGOR(バンゴー)」
クロケット & ジョーンズは 1879 年にチャールズ・ジョーンズ氏とその義理の兄弟ジェームズ・クロケット氏が創業した、イギリスのノーザンプトン発祥の靴メーカーです。
世界で最も多くの木型を持つ靴メーカーとして知られ、さまざま木型とデザイン、素材を組み合わせた多彩な商品を展開しています。
「BANGOR(バンゴー)」は、カジュアルな印象のある外羽根ウィングチップ(フルブローグ)のモデルです。
アッパーにはバーガンディーのコードバンが使用されており、コードバン特有の波打つような皺と鈍い艶感が魅力です。
バンゴーは 365 ラストで作られています。
365 ラストは、ボリューム感のあるラウンドトゥが特徴の木型です。
靴紐を通す穴(アイレット)は「表ハトメ」です。
表ハトメとはアイレットに金属製の縁飾りを施した仕様を指し、これによりアイレットの耐久性が高まり、見た目の印象はカジュアルになります。
防水性を高める仕様「スリットウェルト」が採用されています。
バンゴーはグッドイヤー・ウェルト製法で作られています。グッドイヤー・ウェルト製法で作られた靴には、「ウェルト」というパーツがアウトソールが側面に飛び出た部分の上面についています。
スリットウェルトは、ウェルトに横方向の切り込み(スリット)を入れて上に折り返し L 字型をした壁のように見立てることで、水やゴミの侵入を防ぐ仕様です。
これと似た仕様にストームウェルトがあります。ストームウェルトは切り込みを入れて折り返しているわけではなく、ウェルト自体にあらかじめ盛り上がりがついているため、スリットウェルトとは異なります。
しかし、よく見ないと違いが分からないためか、スリットウェルトでもストームウェルトと呼ばれることが多いようです。