【革靴図鑑 No.15】Gaziano & Girling SINATRA ガジアーノ & ガーリング シナトラ

2018 年 6 月 27 日に池袋にておこなった靴磨きイベントの開催前に、サファイア @wax_sapphire さんの靴を撮影させて頂きました。

サファイアさんありがとうございます!

ガジアーノ & ガーリング「SINATRA(シナトラ)」

ガジアーノ & ガーリング「SINATRA(シナトラ)」

ガジアーノ & ガーリングは、2006 年にトニー・ガジアーノとディーン・ガーリングによって設立されたイギリス発祥のブランドです。

設立者の 1 人であるガジアーノ氏は、老舗ブランドのエドワード・グリーンやチーニーに在籍した経歴を持っています。エドワード・グリーンの名作ラストと言われる「888」や「82」を開発した人物としても有名です。

一方、ガーリング氏はジョン・ロブやジョージ・クレバリーなどのビスポークの製作を受け持つアウトワーカー(外注)として活躍した人物で、卓越した技術力で業界内では有名な靴職人です。

この 2 人がチームとなって誕生したのがガジアーノ & ガーリングで、ビスポークのみに採用される仕様を既成靴に落とし込んだ、造形美を追求した靴を数々展開しています。

今回は、ガジアーノ & ガーリングが展開するモデル「Sinatra(シナトラ)」を紹介します。

シナトラは一枚革のホールカットシューズで、「TG73」というセミスクエアのラストで作られています。

ドレスシューズで多く採用されるアイレット(紐を通す穴)の数は 5 つですが、この靴はアイレットが 6 つ。よりドレッシーな顔立ちになっています。

アイレットの数を増やすことで、よりドレッシーな顔立ちになっています。

アウトソールは、ウェストと呼ばれる土踏まず周辺のみを黒く染めた半カラス仕上げになっています。

ウェストはもこっと膨らみがある立体的な形をしたフィドルバックと呼ばれる仕様です。

フィドルバックは単にアウトソールの見た目をよくするためだけの仕様で、普段の着用では目に見えないところにもこだわりを持って作っていることが分かります。

フィドルバック仕様の半カラス仕上げです。

この記事で紹介しているシナトラは MTO(Made To Order の略、個別受注生産の意味)で製作されているため、色や細かなデザインが店頭で販売されているものと異なります。

色はサファイア・パティーナと呼ばれる深みのある群青色で、全体が綺麗に染め上げられています。つま先からヒールにかけては、通常のシナトラにはない柄がレーザー加工によって掘られています。

つま先からヒールにかけてレーザー加工で柄が掘られています。

この靴のサイズ感

下記は、私が普段着用している靴のサイズ表です。

単位 サイズ
cm 25.5 〜 26.0
UK 7E
US 7.5D 〜 8D
EUR 40.5 〜 41

この靴を試着させて頂いたところ、7E が合いました。

普段選んでいる UK サイズと同じサイズを選べば、ちょうどいいサイズ感になるかと思います。

ギャラリー

 

この記事を書いた人

カタオカケン

東京在住、靴作りに勤しむ 27 歳です。作るのはもちろん、靴を眺めたり、靴を磨いたりするのも好きです。鏡面磨きはなかなか上手くできません。

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