【十万円超え】世界各国の最高級革靴ブランドのおすすめをまとめてみました

【10 万円以上】おすすめの最高級革靴ブランド(イタリア編)

続いて紹介するのは、イタリア編です。

イタリア靴は、柔らかい履き心地への探究心と、鮮やかな色使いがポイントです。

遊び心のある革靴が好きな方は注目です!

サントーニ(Santoni)

OGP:レザーレースアップシューズ

イタリア編で最初に紹介するのは、サントーニ(Santoni)です。

サントーニは、1975 年にイタリア・マルケ州で創業したイタリアを代表する革靴ブランドです。

車や時計、建築、家具などから着想を得てデザインされているそうで、美しさを追求した靴作りが特徴です。

ロングノーズで色気のある雰囲気、鮮やかな色使いは、ザ・イタリア靴といった印象です。

サントーニは高い靴作りの技術も持ち合わせています。

通常の革靴メーカーが取り扱っている製法は、グッドイヤー・ウェルト製法やマッケイ製法、セメント製法など、多くても 3 種類くらいです。

サントーニは、独自で開発した製法も含めて 10 種類以上の製法を使いこなし、デザインに合わせて使い分けているそうです。

さすがは革の主要産地のイタリアのブランドだけあり、革質は最高です。

デザイン、作り、素材、すべてが揃った最高級のイタリアンブランド。

王道のイタリア靴をお探しの方は、サントーニを選んでおけば間違いありません。

「サントーニ(Santoni)」イチオシの一足!

私のイチオシは、アンクルブーツです。

OGP:レザー製アンクルブーツ

甲についたストラップで力強さを感じるデザインです。

独自の色付け手法による淡い色味が繊細な印象をプラスしています。

ヒールやつま先のステッチワークもとても美しく、裁縫の高い技術力がうかがえます。

サントーニの魅力が詰まった一足です。

「サントーニ(Santoni)」の購入方法

サントーニ(Santoni)は、全国の百貨店で取り扱いがあります。

詳しい店舗は、「サントーニ 店舗・取り扱い一覧」で確認ができます。

公式のオンラインストアでも購入ができるので、通販で購入するのも手です。

サントーニ(Santoni)の公式サイトはこちら

ステファノ・ブランキーニ(Stefano Branchini)

OGP:B 340 F/ DANDY

次に紹介するのは、ステファノ・ブランキーニ(Stefano Branchini)です。

創業者のステファノ・ブランキーニ氏は 13 歳で靴作りを始め、17 歳でイタリアのビスポークブランドに入社したという生粋の靴職人。

作り出す靴は、コバ(靴のアウトソールが側面に出ている部分)を張り出した力強さのあるデザインの靴が多く、ほかのイタリアブランドにはないユニークさがあります。

また、ステファノ・ブランキーニ氏は「ノルベジェーゼ製法」という特殊な製法を確立した人物としても知られています。

ノルベジェーゼ製法は、ソール周りステッチが入った重厚感のある見た目と、高い耐久性がある製法です。

OGP:B 419 F/ DANDY

この製法は手縫いでしかできないため、作るのに手間がかかる反面、完成した靴は芸術品のような雰囲気をまといます。

その堂々とした佇まいから「靴のフェラーリ」と異名がつくほど。

普通のイタリア靴では物足りない、通な人向けのブランドです。

「ステファノ・ブランキーニ(Stefano Branchini)」イチオシの一足!

私のイチオシは、シングルモンクストラップです。

OGP:B 419 F/ DANDY

カーフとヌバックのコンビネーションがひときわ目を惹かれます。

ノルベジェーゼ製法による、ソール周りのステッチが重厚感のある仕上がりです。

これを履けば、足もとが注目されること間違いありません!

「ステファノ・ブランキーニ(Stefano Branchini)」の購入方法

ステファノ・ブランキーニ(Stefano Branchini)は、新宿伊勢丹メンズ館で取り扱いがあります。

もしお近くでないようであれば、公式のオンラインストアからも購入ができるようです。

ステファノ・ブランキーニ(Stefano Branchini)の公式サイトはこちら

フラテッリ・ジャコメッティ(F.lli Giacometti)

フラテッリ・ジャコメッティ(F.LLI Giacometti)は、1890 年代から続くイタリアの老舗シューズブランドです。

工房はイタリアの北部にあるベネト地方に位置しており、周辺には高い山々があります。

この地域では、農作業や登山に適した靴が好んで履かれたため、フラテッリ・ジャコメッティは防寒性、耐久性に優れた靴を作っています。

通常のドレスシューズやサンダルも製作していますが、なかでも「マルモラーダ(Marmolada)」シリーズは圧巻です。

マルモラーダは、ゴツゴツしたイメージのあるトレッキングブーツをラグジュアリーに仕上げたシリーズです。

防寒性と耐久性を備えた本格的なトレッキングブーツながら、イタリアらしい色気を感じる独特の雰囲気があります。

カーフを使用したモデルはもちろん、クロコダイルやオーストリッチ(ダチョウ)、なかにはゾウの革を使ったモデルもあります。

イタリアの美意識をトレッキングブーツに「これでもか」と詰め込んだら出来上がったような、マルモラーダシリーズ。

寒い季節で外出したくなくなる季節も、この一足があれば出かけるのが楽しみになりそうです。

「フラテッリ・ジャコメッティ(F.lli Giacometti)」イチオシの一足!

私のイチオシは、もちろんマルモラーダのトレッキングブーツです。

ノルベジェーゼ製法で作られており、ソール周りはゴツゴツとしていて圧倒的な存在感があります。

そこに淡いブラウンの色味が加わり、絶妙な色気を感じます。

寒い日でも履いて出かけたくなりそうな、ラグジュアリーなトレッキングブーツです!

「フラテッリ・ジャコメッティ(F.lli Giacometti)」の購入方法

フラテッリ・ジャコメッティ(F.lli Giacometti)は、「ARK nets」や「NATORIYA」など、さまざまなショップで購入ができます。

また、Amazon でも取り扱いがあるようなので、興味がある方はぜひ一度覗いてみてください。

(公式サイトは、探しても見つかりませんでした…)

エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)

続いて紹介するのは、エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)。

創業者である靴職人のエンツォ・ボナフェ氏は、1963 年に創業してから今も変わらず現役で靴を作り続けているそうです。

エンツォ・ボナフェの靴の特徴は、「ハンドソーン・ウェルト製法」で作られていることです。

機械で縫う「グッドイヤー・ウェルト製法」の原型となった、履き心地が柔らかく耐久性に優れた古典的な製法です。

この製法は、手作りの部分が多く作るのに手間がかかり、決して効率的な製法ではありません。

ハンドソーン・ウェルト製法では、1 針 1 針手で穴を開けて糸を通す必要があります。

しかし、ボナフェ氏は「作業時間を短縮するために、クオリティーを落としてまで機械を使うのは本末転倒だ」と語ります。

機械を使ってクオリティーの低い靴を多く作るよりも、手作りでクオリティーの高い靴を少しだけ作る。

量よりも質を求める姿勢は、まさに職人といったところです。

ヨーロッパでは珍しいコードバン素材を使っている靴を多く取り扱っているのもポイントです。

イタリアのベテラン職人が作る手製靴、ぜひ一度お試しください!

「エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)」イチオシの一足!

私のイチオシは、ダブルモンクストラップです!


革の宝石と称されるコードバンを使用した一足で、独特のツヤ感を存分に楽しむことができます。

イタリアンブランドでコードバンを上手く使いこなせるブランドはそうありません。

エンツォ・ボナフェの職人技が際立つ、通好みな一足です!

「エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)」の購入方法

エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)は、全国の百貨店やビームスで取り扱いがあるようです。

ほかにもさまざまなショップで取り扱われているようで、店舗名は「Shops」で確認ができます。

Amazon での取り扱いも豊富なので、ぜひ覗いてみてください。

エンツォ・ボナフェ(Enzo Bonafe)の公式サイトはこちら

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)

OGP:レースアップ

イタリア編で最後に紹介するのは、サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)です。

サルヴァトーレ・フェラガモは、靴だけでなく、バッグや財布などを取り扱うハイブランドとして知られています。

靴以外も取り扱っているので、靴専門のブランドよりも靴作りの技術が劣っているように思う方がいるかもしれません。

しかし、実は靴専門のブランドと同等もしくはそれ以上の高いクオリティーの靴を作っています。

既成靴にはいくつか製造ラインがありますが、一番おすすめなのは最上級ラインの「トラメッザ(TRAMEZZA)」です。

友人に撮影させてもらった、サルヴァトーレ・フェラガモ「トラメッザ」

最高級の素材を使用しているのはもちろんのこと、内部の作り込みまで非常に手が込んでいます。

ほかのほとんどのブランドでは、インソール(靴を履いたとき足の裏に当たる部分)とアウトソールの間には、コルクやフェルトなどが挟まっています。

これは、コルクやフェルトなどが沈んで、足に馴染むようにするためです。

しかし、トラメッザでは代わりに柔らかい革を挟み込み、コルクやフェルトに比べて足に馴染みやすく快適な履き心地を実現しています。

世界最高の素材、技術、デザインが詰まった、サルヴァトーレ・フェラガモ。

試してみる価値アリです!

「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」イチオシの一足!

私のイチオシは、ホールカットシューズです。

OGP:レースアップ

繋ぎ目のない一枚革で作られるホールカットシューズは装飾がなく、革の質の良さや木型の良さが全面に押し出されます。

サルヴァトーレ・フェラガモの革の質感や木型の造形美が一番よく感じられる一足です。

「サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)」の購入方法

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)は、全国の直営店で購入ができます。

公式サイトにあるストア・ロケーターで店舗の位置を確認できるので、お近くの店を探してみてください。

サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)の公式サイトはこちら

イタリア編、いかがでしたでしょうか?

次のページでは、絵画のように美しいフランスの靴、質実剛健なドイツの靴、そして素朴なアメリカの靴を一挙にご紹介します!

コメントはこちらから

  • ご紹介されてるブランキーニ、どうやらスエードのような部分は、革の内側でなく表側をサンドペーパーとかでケバ立たせているらしく、普通のスエードでは無いって話しを聞いた事があります。

    • コメントありがとうございます。

      革の表側を削っているということは、ヌバックレザーですね!
      情報共有くださり、どうもありがとうございました。

  • いつも参考にさせていただいております。
    3万円以上が最低限ということで、そのランクでオススメのローファーを教えていただけませんかでしょうか?

    • コメントありがとうございます。

      どのブランドも素敵なローファーモデルがあるので、ひとつのモデルを挙げるのは難しいですね…

      3 万円台でおすすめのブランドを下記記事で紹介しております。
      気に入ったブランドの中からローファーモデルを探してみると良いかもしれません!

      https://io-shoes.jp/posts/1600261549/

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