【革靴図鑑 No.10】Salvatore Ferragamo TRAMEZZA サルヴァトーレ・フェラガモ トラメッザ

2018 年 5 月 22 日、なおやん【メローラ】@ShoeshineUsdBro さん主催の靴磨き会にて、サファイア @catastrophe_shr さんの靴を撮影させて頂きました。

サファイアさん、掲載を快諾して頂きありがとうございます!

天才デザイナー、サルヴァトーレ・フェラガモ

サルヴァトーレ・フェラガモは、イタリアで生まれたファッション・デザイナーです。

自身の名を冠したブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」は、靴やバッグ、財布などを取り扱うハイブランドとして知られています。

ファッションデザイナーのイメージが強いかもしれませんが、創業者のサルヴァトーレはデザイナーとしてだけではなく、凄腕の靴職人としても有名でした。

最初に靴を作ったのは 9 歳の時で、教会の儀式に参加する妹のために作ったそうです。その後、11 歳の時に自宅で靴屋を開業したという驚きの経歴を持っています。

15 歳でアメリカに移り、映画の衣装として靴を製作するなどしてハリウッドの有名な俳優らを顧客に獲得していき、「スターの靴職人」として広く知られるようになります。

29 歳でイタリアに戻り、フィレンツェで「サルヴァトーレ・フェラガモ」を開業します。

ナイロン糸を使用した「見えない靴」、かかとに向かってソールの厚みが増していく「ウェッジ・ヒール」など、さまざまなデザインの靴を発表し、シューズデザインに革命を起こしました。

最高級ライン「TRAMEZZA(トラメッザ)」

フェラガモのメンズシューズは、下記の 5 つのラインに分かれています。

  • TRAMEZZA(トラメッザ)
  • ORIGINALE(オリジナーレ)
  • STUDIO(ステューディオ)
  • TUBOLARE(トゥボラーレ)
  • FREEDOM(フリーダム)

今回紹介するのは、5 つのラインのなかでも最高峰として位置づけされている TRAMEZZA(トラメッザ)のキャップトゥ オックスフォードです。

つま先の色味が濃いアンティーク仕上げのキャップトゥオックスフォードです。

パンチドキャップトゥの切り返しラインが二重になっているのが目を引きます。トゥから伸びるサイドのラインや羽根の形状など、独特なデザインです。

切り返しのラインが二重になっているパンチドキャップトゥ。

グッドイヤー・ウェルト製法の原型であるハンドソーン・ウェルト製法により作られています。

ハンドソーン・ウェルト製法では、履き心地をよくするためにインソール(靴を履いた時に足の裏にあたる部分)の下にコルクやウェルトなどを敷き詰めます。

最高級ラインであるトラメッザは、より足に馴染んで履き心地を良くするためにコルクやフェルトではなく、代わりに革が敷き詰められています。

インソールは、ヒール部分だけでなく全面を一体で覆うフルソック仕様になっています。

ドレスシューズで多く採用されるアイレット(紐を通す穴)の数は 5 つですが、この靴はアイレットが 6 つです。

通常よりもアイレットが多いことで、よりドレッシーな顔立ちになっています。

アイレットの数が多く、ドレッシーな印象です。

この靴のサイズ感

下記は、私が普段着用している靴のサイズ表です。

単位 サイズ
cm 25.5 〜 26.0
UK 7E
US 7.5D 〜 8D
EUR 40.5 〜 41

この靴を試着したところ、6.5EE が合いました。

フェラガモは、ブランド独自のワイズ表記の記号を定めており、そのなかで標準的なワイズを “EE” としています。

この “EE” は、US サイズや UK サイズの標準的なワイズ(それぞれ “D” と “E”)と比べると、微妙に幅が広いように感じるものの、同じサイズ感と考えていいでしょう。

ギャラリー

この記事を書いた人

カタオカケン

東京在住、靴作りに勤しむ 27 歳です。作るのはもちろん、靴を眺めたり、靴を磨いたりするのも好きです。鏡面磨きはなかなか上手くできません。

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