はじめてのオールデン | Alden。定番モデルや購入方法を徹底解説

私が革靴好きになるきっかけになったブランドのひとつに、「オールデン」があります。

オールデンの魅力にハマり、多いときはオールデンだけで 10 足以上持っていたこともあるほどです。

それからオールデン以外の靴もたくさん履くようになり、オールデンにしかない魅力があることが分かりました。

その一方で、ほかのブランドと比べて悪い部分があることにも気が付きました。

オールデンは価格が高く、決して安い買い物ではありません。はじめて購入する前にブランドの特徴を知っておくことをおすすめします。

この記事では、良い部分や悪い部分も含めたオールデンの特徴や、定番モデルから購入方法まで一挙に紹介したいと思います!

この記事のもくじ

オールデン(Alden)とは?

オールデン(Alden)は、1884 年にアメリカのマサチューセッツ州で創業した紳士靴のブランドです。

価格帯は 9 〜 14 万円ほどで、アメリカの紳士靴ブランドのなかでは最高級に位置しています。

オールデンは日本や海外のさまざまなセレクトショップで取り扱いがあり、特にアジア圏に根強いファンがいます。

モデルにもよりますが、全体を通してアメリカらしいぽってりとした形状の靴が多く、ピシッとしたフォーマルな服装よりもカジュアルな服装に合いやすいデザインをしています。

また、オールデンは、戦時中に軍用の靴を作ったり、足に障害を持つ人に向けた整形靴を作ったりとさまざまな分野で活躍した経緯があります。

そのため、ミリタリーテイストな靴や整形靴をもとにした独特な形をした靴も取り扱っています。

オールデンの裏話 ①:オールデンとホーウィン(HORWEEN)との絆

オールデンは、独特のツヤ感がある「コードバン」という革を使った靴が有名です。

コードバンを使ったオールデンの靴

オールデンが採用しているコードバンを製造するのは、「ホーウィン(HORWEEN)」というアメリカのタンナー(皮革の製造会社)です。

ホーウィンは、アメリカで唯一コードバンを作っているタンナーで、伝統的な製法でコードバンを作り続けています。

実は、戦前はコードバンを作るタンナーはアメリカにたくさんありました。

しかし、戦後には需要がなくなったことでコードバンのタンナーは次々に倒産し、ホーウィンもコードバンの生産から撤退しようと検討していたそうです。

そのとき、コードバンの伝統がなくなることを残念に思ったオールデンの社長が、ホーウィンに経営を続けてもらうために 2 年分のコードバンを購入し、ホーウィンはなんとか経営難を逃れました。

このような経緯があり、オールデンとホーウィンは固い絆で結ばれ、ホーウィンはもっとも質の高いコードバンを優先的にオールデンに供給しているという噂です。

オールデンの裏話 ②:タッセルローファーの開発

タッセルローファーの原型は、とあるハリウッド俳優がイギリスで入手した「靴紐に紐飾りのついた靴」でした。

OGP:ALDEN X FRANS BOONE SPECIAL! BLACK CORDOVAN TASSEL LOAFER PLAZA LAST

その靴を気に入ってはいたものの「もうすこしシンプルなデザインがいい」と思った俳優は、アメリカに帰国後 2 つの靴ブランドにその靴をベースにした新たなデザインの靴の製作を依頼します。

依頼を受けた 2 つの靴ブランドは、両社ともオールデンに製作を外注し、依頼を受けたオールデンが新たに作り出した靴がタッセルローファーだったのです。

タッセルローファーは、ビジネスマンや弁護士が愛用していたことから「弁護士の靴」と呼ばれることもあります。

オールデンの 3 つの特徴

冒頭でも書きましたが、オールデンにはオールデンにしかない良い部分がある反面、悪い部分もあります。

オールデンの靴を買う前に、良さも悪さも含めたブランドの特徴を知っておくと安心して購入することができます。

特徴 ①:コードバンを使った靴

オールデンの最大の特徴は、コードバンを使った靴です。

コードバンは馬のお尻の革で、独特の艶のある質感が特徴です。革の奥から光るような艶があるため、コードバンを「革の宝石」や「革のダイヤモンド」と呼ぶ人もいます。

また、艶だけでなくシワの入り方も特殊で、カーフやキップといった牛革にはないオーラがあります。

コードバンの独特な艶感

コードバンは素材の特性上色が落ちやすいため、徐々に色が抜け落ちる「経年変化」を楽しみやすいところもポイントです。

そんな良い事づくしに思えるコードバンですが、シミができやすい & 傷がつきやすいという難点があります。

特に水にはとても弱く、水滴がついたまま放置すると数分でシミになります。

「革の宝石」と称されるほどの格別な艶感を楽しめる反面、取り扱いがデリケートなのがコードバン靴の特徴です。

オールデンでは、主に「ブラック」と「バーガンディー(ワインっぽい色)」との 2 種類の色のコードバンが使用されており、どちらかというとバーガンディーの方が人気のあります。

ちなみに、ヨーロッパのブランドでコードバンを使った靴は少ないです。

これは、ヨーロッパでは「馬は乗り物」という認識があるため、馬の革を使うことにためらいを感じる方が多いからなんだそうです。

コードバン以外の靴は……

オールデンは、コードバン以外の革を使った靴もありますが、個人的にはあまりおすすめしません。

なぜなら、同じくらいの価格帯で別のブランドで探せば、もっと良い革・良い作りの革靴を購入することができるからです。

コードバン以外の革を使ったオールデンの靴は、およそ 9 万円ほどです。

9 万円あればオールデンよりもクオリティーが高い革靴を取り扱うブランドがあるほか、自分の好みのデザインや革を指定して一足オーダーできるブランドもあります。

ただ、オールデン特有のデザインや履き心地が好きな方なら、コードバン以外の靴を購入するのもアリだと思います。

(私自身、コードバン以外のオールデンを持っていたこともあります)

特徴 ②:味のある作り

オールデンは、良くも悪くも味のある作りをしています。

オールデンに限った話ではありませんが、アメリカブランドの革靴の作りは大らかで、整いすぎていない「無骨な靴」といった雰囲気があります。

日本やイギリスのブランドではありえないことですが、同じデザイン、同じモデル、同じ色であっても、オールデンの場合まったく別の靴に見えることもあります。

よって、たとえまったく同じ靴をほかの人が持っていたとしても、「自分だけの靴」感があるのがオールデンの特徴です。

しかし、味のある作りというのは、言い換えれば品質が安定していない、とも言えます。

品質にバラツキがあるため、なかにはザラザラした艶感の少ないコードバンが使われていたり、靴の左右で色が違って見えたりすることもあります。

左右で色が違うオールデンの靴

日本やイギリスの靴に慣れていると、品質のバラツキが気になってしまうかもしれません。

特徴 ③:豊富な木型のバリエーション

オールデンは木型のバリエーションが豊富です。

木型とは下の写真のような靴の形をしたブロック状のもので、これをベースに靴が作られています。

木型によって靴のサイズ感や形状が決まるので、その靴が自分の足にフィットするかどうかは使われた木型によって決まります。

木型の例

オールデンは木型の種類がたくさんあり、自分の足に合った靴を探しやすい特徴があります。

他のブランドでも、木型のバリエーションがあって自分の足に合った靴を探せるブランドはあります。

しかし、木型が違ってもだいたいのサイズ感は同じなのが一般的で、「このブランドの雰囲気が好きなんだけど、足に全然合わないな」となれば、ほかの木型を使った靴も足に合わないパターンが多いのです。

その点、オールデンは木型によって幅や形がまったく違うため、どれか一足が足に合わなくても、別の木型で作られた靴なら足に合う場合があります。

豊富な木型の種類を使うことで、自分の足に合った一足を見つけやすいのがオールデンの特徴です。

ただし、木型によってサイズ感が違うため、サイズ選びが難しいという難点があります。

たとえば、同じ “US 8” というサイズ表記でも、木型が違えば大きめに感じたり小さめに感じたりと履き心地が違ってくるのです。

次は、オールデンの代表的な木型の種類とサイズの選び方を簡単に紹介したいと思います。

靴を買う前に知っておきたい、代表的なオールデンの木型

代表的なオールデンの木型をいくつか紹介します。

木型は英語で「Last(ラスト)」と言い、オールデンはそれぞれの木型に「〇〇ラスト」という名前をつけています。

オールデンを購入する前に、どんな木型があってどんな特徴があるのかを知っておくと便利です。

オールデンは US 表記

オールデンのサイズは、US 表記です。

US 表記の換算は、靴サイズ換算表(目安)で確認ができます。

自分の足の US サイズが分からないときは、上記のサイトで確認してみてください。

ほどよいぽってり感の「バリーラスト(Barrie Last)」

「バリーラスト(Barrie Last)」は、オールデンの中でもっとも定番の木型です。

つま先にボリュームがあるぽってりとした見た目が特徴的で、幅が広い足に合いやすい木型です。

下の写真は、バリーラストを使った靴の写真です。

OGP:990

バリーラストはほかの木型に比べてクセがなく、一番スタンダードな木型だと言えます。

サイズ表記に対して大きめの作りをしているので、通常のサイズよりもハーフサイズ下げて選ぶと合いやすいです。

以下は、通常選んでいる靴のサイズとバリーラストで選ぶべきサイズの例を示した表です。

通常選んでいる靴のサイズ [US(cm)] バリーラストで選ぶべきサイズ [US]
US 7.5(25.5cm 相当) US 7

医療用の矯正靴から生まれた「モディファイドラスト(Modified Last)」

「モディファイドラスト(Modified Last)」も、オールデンを代表する木型のひとつです。

土踏まずを大きく絞り込んだ形状が特徴的な木型で、履いたときのシルエットが綺麗に見えます。

下の写真は、モディファイドラストを使った靴の写真です。

OGP:54321

モディファイドラストは、足に障害のある方に向けて作られた整形靴がもとになっています。

この木型が生まれた経緯もあり、履き心地に定評があるのがモディファイドラストの特徴です。その履き心地の良さから、この木型をマネして靴を作っているメーカーもあるほどです。

バリーラストのようにゆったりとした作りをしているため、ハーフサイズ下げて選ぶと合いやすいです。

以下は、通常選んでいる靴のサイズとモディファイドラストで選ぶべきサイズの例を示した表です。

通常選んでいる靴のサイズ [US(cm)] モディファイドラストで選ぶべきサイズ [US]
US 7.5(25.5cm 相当) US 7

ドレッシーな雰囲気ある「アバディーンラスト(Aberdeen Last)」

「アバディーンラスト(Aberdeen Last)」は、オールデンの木型の中で一番細身の木型です。

つま先はラウンドトゥで、あまりぽってりとした印象はなく、オールデンの中ではドレッシーな雰囲気が出る木型です。

下の写真は、アバディーンラストを使った靴の写真です。

OGP:664

ほかの木型に比べて細身の作りをしており、幅が狭い方にも合いやすい木型です。

以下は、通常選んでいる靴のサイズとアバディーンラストで選ぶべきサイズの例を示した表です。

通常選んでいる靴のサイズ [US(cm)] アバディーンラストで選ぶべきサイズ [US]
US 7.5(25.5cm 相当) US 7.5

ローファー専用の「バンラスト(Van Last)」

「バンラスト(Van Last)」は、ローファーにだけ使われている木型です。

つま先は丸みのあるラウンドトゥで、バリーラストのようにクセがないスタンダードな形状をしています。

下の写真は、バンラストを使った靴の写真です。

OGP:99162

ゆったりとした作りなため、幅広の足の方にも合う木型です。

以下は、通常選んでいる靴のサイズとバンラストで選ぶべきサイズの例を示した表です。

通常選んでいる靴のサイズ [US(cm)] バンラストで選ぶべきサイズ [US]
US 7.5(25.5cm 相当) US 7

重量感バツグンの「トゥルーバランスラスト(Trubalance Last)」

トゥルーバランスラスト(Trubalance Last)は、主にブーツに使用されることが多い木型です。

トゥルーバランスラストは、全体的にドシッとした重量感のある見た目をしているのが特徴です。

下の写真は、トゥルーバランスラストを使った靴の写真です。

OGP:405

オールデンの木型の中では幅が広く作られている木型で、幅広の足の方に合いやすい木型です。

大きめの作りをしているため、ハーフサイズ下げて履かれることが多いです。

以下は、通常選んでいる靴のサイズとトゥルーバランスラストで選ぶべきサイズの例を示した表です。

通常選んでいる靴のサイズ [US(cm)] トゥルーバランスラストで選ぶべきサイズ [US]
US 7.5(25.5cm 相当) US 7

そのほかの木型

オールデンには、ほかにも以下の名前の木型があります。

  • プラザラスト(Plaza Last)
  • ハンプトンラスト(Hampton Last)
  • カプリラスト(Copley Last)
  • レイドンラスト(Leydon Last)
  • グラントラスト(Grant Last)
  • トレモントラスト(Tremont Last)
  • ミリタリーラスト(Military Last)
  • トムラスト(Tom Last)

たくさん種類があってどれにしようか悩んでしまうかも知れませんが、上のリストの木型で靴が作られることは少なく、どちらかというと「マニアックな人向け」な木型です。

はじめて購入する場合は、最初に紹介したバリーラストやモディファイドラストといった定番の木型の靴から試してみることをおすすめします。

オールデンの定番モデル

はじめてオールデンを購入するときは、定番モデルを購入するのがオススメです。

定番モデルは、流行に左右されない、服装に合わせやすいなど定番たる理由があるので、定番モデルを選んでおけば失敗はしません。

オールデンには「型番」という番号が設定されていて、この型番によってデザインや色が分かるようになっています。

定番モデルと合わせて型番も紹介するので、気になるモデルがあったら型番をメモして検索してみてください。

不屈の名作「プレーントゥダービー(990)」

オールデンで一番有名なのは、型番 990 のプレーントゥダービーです。

OGP:990

ぽってりとしたラウンドトゥの「バリーラスト」で作られており、アメリカ靴らしい無骨な雰囲気が特徴です。

ソール周りがどっしりとしているのでややカジュアルな雰囲気があります。

かといってカジュアル過ぎるわけではないので、休日のリラックスした場面でもビジネスシーンでも履ける万能靴です。

バーガンディーカラーのコードバンが使用されており、大人っぽい印象があります。また、バーガンディーカラーのコードバンは履くにつれて色が変化しやすいので、経年変化を楽しみやすいです。

シンプルで使いやすく、経年変化を楽しみながら履きたい方には 990 がおすすめです。

黒いダイヤモンド「プレーントゥダービー(9901)」

次に紹介するのは、型番 9901 のプレーントゥダービーです。

OGP:9901

9901 は先ほど紹介した 990 の色違いモデルで、ブラックのコードバンが使用されています。

ブラックのコードバンは、バーガンディーのコードバンのように履くにつれて色が大きく変わることはありません。

その代わりバーガンディよりもブラックの方が艶感が映え、よりコードバンの艶感を楽しむことができます。

また、黒には見る人に清潔で誠実な印象を与える効果があるので、ビジネスシーンで履くにはもってこいです。

黒い革靴は女性ウケがいいらしいので、モテたい方にもおすすめです!笑

オールデンのアイコン「V チップダービー(54321)」

次に紹介するのは、型番 54321 の V チップダービーです。

OGP:54321

整形靴をもとに開発されたモディファイドラストで作られているモデルで、人気のあるオールデンのアイコン的なモデルです。

つま先には “V の字”に入った V チップの縫い目が入っていて、個人的にはデザインのバランスが良いと思います。

通常、V チップはカジュアルな印象が強いですが、オールデンの V チップは主張しすぎずカジュアル感がそこまで強くありません。

先に紹介した 990 や 9901 と同じく、どんなシーンでも使いやすい一足です。

型番 54321 は、バーガンディーのコードバンを使ったモデルで、履くにつれて色の変化を楽しむことができます。

まったく同じデザインでブラックのコードバンを使ったモデルは、型番 54331 です。

フォーマルな装いに合わせたい方は、ブラックのコードバンを使ったモデルがおすすめです。

アメリカっぽいリラックス感「ペニーローファー(99162)」

次に紹介する定番デザインは、型番 99162 のペニーローファーです。

OGP:99162

ペニーローファーはコインローファーとも呼ばれ、甲のストラップに切り込みが入っているデザインが特徴です。

「バンラスト」というローファー専用の木型が使用されており、つま先には「モカ縫い」と呼ばれる縫い目が入っています。

ローファーなのでフォーマルな場面には向かないため、休日のリラックスした服装に合わせるとキマります。

ブラックのコードバンを使った色違いモデルの型番は 99362 です。

よりシックな雰囲気を出したければ、ブラックのコードバンを使ったローファーを選んでみてはいかがでしょうか。

オールデンのモカ縫いは表情が豊か

オールデンのモカ縫いは、ほかのブランドのモカステッチよりもポコポコしていて表情が豊かな気がします。

つま先のモカ縫い

このモカ縫いは、オールデンのなかで数人しかできない職人技だそうです!

「プレーントゥチャッカブーツ(1339)」

次に紹介するのは、型番 1339 のプレーントゥチャッカブーツです。

OGP:1339

チャッカブーツは、履き口がくるぶしの上あたりまであるデザインのブーツです。

今まで紹介してきたシューズ(履き口がくるぶし下までの短靴)やローファーと違い、足首まで紐で固定できるので、歩行が安定しやすいのが特徴です。

ラウンドトゥのバリーラストが使用されており、ドシッとした重厚感のある見た目です。

どちらかというとカジュアルな雰囲気が強いので、カジュアルな装いに合わせて履きたい一足です。

ブラックのコードバンを使った色違いモデルもあり、そちらの型番は 1340 です。

バーガンディーよりもブラックが好みな方は、型番 1340 で探してみてください。

オールデンのちょっと珍しいモデル

定番のモデルも魅力的ですが、ちょっと珍しいモデルにもオールデンの魅力が詰まっています。

はじめてオールデンを購入する方には、服装に合わせやすく、また長く履ける定番のモデルがおすすめです。

しかし、2 足目や3 足目を購入するときや、通好みの一足が欲しいときは、ちょっと変わったモデルを検討してみるのもいいかもしれません。

「レアカラー」のコードバンを使った靴

オールデンのコードバンはバーガンディとブラックが基本の色ですが、なかには「レアカラー」と呼ばれる色があります。

レアカラーのコードバンを使ったオールデンの靴は、バーガンディーやブラックとはまた違った魅力があります。

レアカラーのコードバンを使った靴

コードバンは素材の特性上、染色がうまくできなかったり、色むらができたりします。

バーガンディーやブラックといった色は、色が濃いため染色がしやすく、また色ムラも目立ちにくいのでよく生産されます。

一方で、レアカラーと呼ばれる色のコードバンは、色が薄かったり綺麗に染めるのが難しかったりするため、生産数が極端に少ないです。

そのため、バーガンディーやブラック以外の色を「レアカラー」と呼び、マニアの間では人気があります。

レアカラーとして知られているのは、以下の 3 つです。

  • シガー
  • ラベロ
  • ウィスキー

シガーは、焦げ茶色のような色をしたコードバンの色です。

すこし緑がかった茶色で、渋い雰囲気があります。

シガーコードバンを使ったオールデンの靴

ラベロは、赤茶色のような色をしたコードバンの色です。

すこし明るめの色をしているので、派手な印象があります。

ラベロコードバンを使ったオールデンの靴

ウィスキーは、薄い茶色のような色をしたコードバンの靴です。

染色が難しく、またすこしでも傷があると目立つので、1 万頭に一足(!)しか作れないという噂の貴重なコードバンです。

ウィスキーコードバンを使ったオールデンの靴

レアカラーのコードバンを使ったオールデンは滅多に販売されないので、もし店頭で見つけてサイズがあれば即買いしても損はありません。

中古市場に出回っているレアカラーのオールデンを購入するのもアリですが、コンディションは入念にチェックした方がいいと思います。

裏地のない「アンラインド仕様」の靴

レアカラーのコードバンの他にも珍しいモデルがあります。

それは、裏地のない「アンラインド仕様」の靴です。

通常、靴のアッパー(アウトソールより上側の部分)は表革と裏地でできています。

アンラインド仕様の靴はアッパーに裏地がついていない靴で、履き心地がとても柔らかいのが特徴です。

左:ライニング有りのローファー。右:ライニング無し(アンラインド)のローファー

アンラインド仕様のオールデンは国内で販売されることは少ないため、購入する場合は海外の通販サイトでの購入がオススメです。

アンラインド仕様のオールデンの型番は、下の写真のようなダービータイプのものは 2938F、ローファーなら M6202U7 などがあります。

OGP:2938F

気になる方は、上記の型番でぜひ検索してみてください!

オールデンのおすすめの購入方法

オールデンを購入しようと思ったら、まず店頭に行くことが頭に思い浮かぶと思います。

しかし、それ以外にもいくつか購入方法があり、ちょっとお得に買えたり、店頭にない好みのモデルを購入できたりします。

ここからは、オールデンのおすすめの購入方法を紹介します。

サイズ選びは慎重に!

オールデンは木型によってサイズ感がまったく違うため、一般的な「靴のサイズ換算表」どおりに購入すると、足に合わないことがあります。

店頭で購入する場合に試着するのはもちろん、通販で購入する場合にも店頭で同じ木型のモデルを試着するなどして、サイズ感を確かめてから購入することをおすすめします。

国内のショップで購入する

はじめて購入する方でも安心なのは、国内のショップで購入する方法です。

試着をしてサイズ感をじっくりと確認しながら靴を選ぶことができるので、一番安心して購入ができます。

オールデンは、代理店の「THE LAKOTA HOUSE(ラコタハウス)」で取り扱いがあり、店舗は「SHOP INFOMATION」で確認ができます。

また、ユナイテッドアローズやビームスといったセレクトショップでも取り扱いがあります。

詳しい取り扱い店は「ALDEN DEALER LIST」をご覧ください。

オールデンを初めて購入する方は、近くのお店を探して店頭に足を運んでみてください。

中古市場で買う

オールデンを中古市場で購入する方法もあります。

ヤフオクや楽天といった通販サイトや、メルカリなどのフリマアプリで購入する方法です。

中古の靴に抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、なかには新品のものもあり、定価よりも安く購入ができます。

中古の靴に抵抗がない方であれば、中古品を購入すれば定価よりも断然安く購入することができます。

ただし、かなり履き込まれている靴だと、すでに経年変化しきってしまっているので、経年変化の楽しさは半減します。

中古品を購入するときは、アッパーの状態、つま先やかかとの減り具合、インソールの状態を十分に確認し、あまり汚れていないものを選ぶのがおすすめです。

個人輸入する

革靴の購入に慣れていて、かつ英語ができる方には、個人輸入での購入がおすすめです。

個人輸入をする場合は、海外の通販サイトで購入するか、海外のセレクトショップとメールでやり取りして注文します。

個人輸入は、下記の 2 つの利点があります。

  • 国内で購入するよりも安く購入できる
  • 世界中から好みのモデルを探すことができる

個人輸入をすると、国内で購入するよりも安く購入ができます。

たとえば、定番モデルの 990 を購入する場合、国内で購入すると 13 万 6 千 円ほどですが、個人輸入をした場合、送料や関税を含めて 12 万円以下で購入できます。

また、世界中から自分の好みのモデルを探せるのもポイントです。

ただし、サイズ感を確認できないので、店頭で同じ木型のモデルを試着するなどして、購入したいモデルのサイズ感を確認してから購入するようにしましょう。

いくつかおすすめのサイトやショップを紹介します。

Alden of Madison

Alden of Madison」は、アメリカのニューヨークに店を構えるオールデン専門のショップです。

品揃えがかなり豊富で、好みのデザインのオールデンが見つかりやすいです。

ただし、公式には日本への発送に対応していないので、荷物をアメリカから日本へ転送するサービスを使って日本に配送する必要があります。

転送サービスの使い方は「【まとめ】初心者向け!英語不要なOPAS(オパス)で個人輸入する方法」で紹介されています。

英語でのコミュニケーションが必要になるので、英語を使うのに抵抗がある方にはハードルがちょっと高いかもしれません。

Frans Boone

オランダのセレクトショップ「Frans Boone」も、個人輸入するにはおすすめのショップです。

さまざまなデザインとサイズのバリエーションが豊富で、好みの一足を見つけやすいです。

ホームページは英語ですが、日本への発送に対応しているので英語でやり取りをする必要はありません。

英語が苦手な方でも安心して個人輸入ができます。

BRICK + MORTAR

アメリカのシアトルにある「BRICK + MORTAR」は、ちょっと変わったデザインのオールデンを取り揃えています。

通好みなオールデンをお探しの方にぴったりです。

ただし、日本への発送は対応していないので、英語でのコミュニケーションをとりつつ転送サービスを駆使して日本に発送してもらう必要があります。

おわりに

オールデンには、ほかのブランドにはない数々の魅力が詰まっています。

今まで購入したことがない方も、ぜひ一度オールデンを試してみてはいかがでしょうか。きっと、オールデンの魅力にハマるはずです。

下記のサイトは、オールデンに関するさまざまな情報が発信されているオススメのサイトです。

Alden Fan blog | 前略、物欲が止まりません。

オールデンのことで何か知りたいことがあれば、ぜひ上記サイトも覗いてみてください。

この記事を書いた人

カタオカケン

東京在住、靴作りに勤しむ 28 歳です。作るのはもちろん、靴を眺めたり、靴を磨いたりするのも好きです。鏡面磨きはなかなか上手くできません。

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