【10 万円以下!】国別のおすすめ革靴ブランド 15 選

この記事では、10 万円以下で買える個人的におすすめの革靴ブランドをご紹介します!

創業から 180 年を超えるような老舗から、今年に始動したばかりの新しいブランドまで、幅広く紹介しています。

ぜひお気に入りのブランドを見つけてみてください!

この記事では 10 万円近くする靴がたくさん登場します。「10 万円はちょっと高いな」という方は、下の 2 つの記事をご覧ください。

デザインバリエーションも豊富なので、きっとお気に入りの革靴ブランドが見つかると思います。

オリジナリティーのベースになる、国別の靴の特徴

10 万円に近い価格帯の靴は、革質も作りも一級品でどれを選べば良いか悩みます。

そこでポイントになるのは各ブランドの「オリジナリティー」です。

そして、各ブランドのオリジナリティーを語るうえで知っておきたいのが、革靴の「国別の特徴」です。

その国が持つ文化やライフスタイルが、オリジナリティーの基礎になっていることがよくあります。

簡単にでも国別の違いを頭に入れておくと、ブランドが持つオリジナリティーが理解しやすくなるはずです。

イギリスの革靴

イギリスの革靴は「頑丈な作りとシンプルなデザイン」が特徴です。

「一日に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすいイギリスでは、雨風に負けない頑丈な作りの革靴が好まれました。

そのため、製法は「グッドイヤー・ウェルト製法」が主流です。

この製法で作られた靴は、ソール周りがどっしりとした重厚感のある見た目になります。

伝統を重んじる文化であるためか、流行に左右されないシンプルで普遍的なデザインが多いのもイギリスの靴の特徴です。

イタリアの革靴

OGP:G2764-CB35 | FRANCESCO BENIGNO made in italy

イタリアの革靴は「柔らかい履き心地と色気があるデザイン」が特徴です。

イタリアのような乾燥した地域では、革靴が雨に濡れて傷むことが少くて済みます。

そのため、丈夫さよりも軽くて履き心地の柔らかい革靴が発達しました。

主に採用されるのは「マッケイ製法」で、コバ(アウトソールの側面に飛び出している部分)の幅がせまく、エレガントで色気のある見た目になるのが特徴です。

日差しが強く目の色彩感覚が発達していることから、鮮やかな色が好んで使われるのもイタリアの革靴の特徴です。

スペインの革靴

スペインの革靴は「イギリスらしい作りとイタリアらしいデザイン」が特徴です。

スペインは、イギリスとイタリアに近い場所に位置しているため、両国の革靴の良いところ・悪いところをよく知っていたのだろうと思います。

イギリスの革靴のような頑丈さや、イタリアの革靴のような遊び心のあるデザインなど、両国のいいところをバランス良くミックスしているところが、スペインの革靴の大きな特徴です。

フランスの革靴

フランスの革靴は「独自性のあるデザイン」が特徴です。

ブランドごとでコンセプトが異なり、耐久性を重視するブランドもあれば、デザイン性を重視するブランドもあります。

なかには、絵画のような芸術性のある革靴を作っているブランドもあります。

このようにブランドによってどこに重きを置くかが全然違うのがフランスの靴の特徴です。

ちなみに、フランスのブランドは価格が高いものが多く、この記事で紹介するブランドは少ないです。

日本の革靴

日本の革靴は「細部へのこだわりと履き心地を追求した作り」が特徴です。

ものづくりへのこだわりが強い国民性があるためか、工芸品のように細部まで精巧に作っているブランドが数多くあります。

作りだけでなく履き心地にも強いこだわりを持っているように思います。

日本人の足に合うように独自の木型を開発したり、足に馴染めば履き心地が良くなるグッドイヤー・ウェルト製法を採用していたりと、いかに履き心地を良くするかを独自に追求しています。

以上が、国別の革靴の特徴です。

各国の靴の特徴が簡単につかめたところで、順にブランドを紹介していきたいと思います。

記事の最後には、どこにも属さないミステリアスな革靴ブランドも紹介しています!

ぜひ最後まで、お楽しみください。

10 万円以下で買えるおすすめの革靴ブランド(イギリス編)

まず紹介するのは、イギリスでおすすめの革靴ブランドです!

雨水に強い頑丈な作りと、普遍的でシンプルなデザインが特徴のイギリス靴。

雨の日でもガンガン履けるような革靴をお探しの方におすすめです。

トリッカーズ(Tricker’s)

最初に紹介するのは、トリッカーズ(Tricker’s)です。

おおよその価格帯は、7 〜 8 万円です。

創業はなんと 1829 年!(日本が鎖国している時代です)

180 年以上もの間、創業者の一族が 5 世代に渡って経営しています。

トリッカーズの特徴は、ぽってりとしたカジュアルな雰囲気の「カントリーテイスト」な靴を多く作っていることです。

カントリーテイストの靴は、貴族が狩りなどのアウトドアを楽しむために履いたのが始まりと言われ、耐久性や防水性などの機能面に優れています。

たとえば、トリッカーズの靴には「袋ベロ」が採用されています。

袋ベロとは、ぬかるんだ場所を歩いても靴の中に砂利や泥が入ってこないようにするための仕様です。

アイレットがついている羽根を開いてみると、甲を覆い囲うようなパーツがついているのがわかります。

このパーツが袋ベロで、砂利や泥が靴の中に入らないようバリアの役割を果たしているのです。

このほかにも、耐久性や防水性を高めるさまざまな工夫が凝らされています。

今現在では、1 つのファッションアイテムとして履かれることが多いため、機能面はそれほど求められていません。

しかし、たとえ求められていなくても、機能面まで充実した本物のカントリーシューズを 180 年以上作り続けているのが、トリッカーズです。

イチオシの一足!

私のイチオシは、バートン(BURTON)です。

バートンは、履き口がくるぶし辺りにある短靴タイプのモデルです。

ぽってりとしたラウンドトゥとウィングチップ(フルブローグ)は、トリッカーズの代名詞とも言えるデザイン。

アッパーに使われている革の淡い黄色の雰囲気もいいですね!

トリッカーズ(Tricker’s)の購入方法

トリッカーズは、全国各地のさまざまなショップで取り扱いがあります。

取り扱い店舗は、「トリッカーズ 店舗・取り扱い一覧」で確認ができます。

気になる方は、お近くに店舗にぜひ足を運んでみてください。

また、Amazon や楽天などでも取り扱いがあるので、サイズ感が分かっていれば通販もアリです。

トリッカーズ(Tricker’s)の公式サイトはこちら

クロケット & ジョーンズ(Crockett & Jones)

続いて紹介するのは、クロケット & ジョーンズ(Crockett & Jones)です。

おおよその価格帯は 8 〜 10 万円ほどで、珍しい革を使ったモデルは 10 万円を超えます。

創業は 1879 年で、創業してから 100 年以上は世界中のショップの OEM(外注)メーカーとして活躍していたそうです。

1980 年代の後半に差しかかった頃に自社ブランドにも力を入れはじめ、技術力の高さから一気に認知されるようになりました。

クロケット & ジョーンズは、「世界一多くの木型を持つメーカー」として知られています。

木型とは、靴を作るときのベースになるもので、この木型によって靴のサイズや形状、履き心地が異なります。

木型の例

公式サイト」には 25種類の木型が紹介されています。

これだけ数多くの木型があれば、自分の足の形状に合った靴が見つかりそうです。

イギリスらしいシンプルなデザインの靴を多く作っていますが、なかにはショップの別注品で特別なデザインのものも作っています。

100 年以上もの間 OEM メーカーとして培ってきた技術があるからこそ、ショップの要求にも柔軟に応えられるのでしょう。

イギリスのみならず、世界中の靴産業を影で支えてきた確かな技術力に、ぜひ触れてみてください。

イチオシの一足!

私のイチオシは、オンスロー(Onslow)です。

私が実際に履いていた靴の写真(汚くてすみません)

オンスローは、外羽根(ダービー)のデザインと、つま先の U 字に入ったモカステッチが特徴のモデルです。

カジュアルな雰囲気なので、主にオフの日に履いていました。

雨の日にもガンガン履いていましたが、雨水が染み込むこともなく、イギリス靴の頑丈さを身を持って知ることができました。

あまり見かけないモデルですが、見つけた際はぜひ手に取って見てみてください!

クロケット & ジョーンズ(Crockett & Jones)の購入方法

クロケット & ジョーンズ(Crockett & Jones)は、全国の百貨店やさまざまなセレクトショップで取り扱いがあります。

クロケット&ジョーンズの店舗一覧(取扱店)はここ」のページで、取扱店が分かりやすくまとめられています。

気になる方は、お近くに店舗にぜひ足を運んでみてください。

セレクトショップでは、ちょっと変わった別注品を取り扱っている場合もあるので、お気に入りを探してみるのも楽しそうです!

クロケット & ジョーンズ(Crockett & Jones)の公式サイトはこちら

チャーチ(CHURCH’S)

次に紹介するのは、チャーチ(CHURCH’S)。

おおよその価格帯は 7 〜 9 万円ほどです。

チャーチは「左右で違う形の靴を作る」という、靴の歴史を変える大発明をしました。

おどろくべきことに、チャーチが左右で違う形の靴を作る 1873 年以前は、右左の靴の区別がなかったそうです!(歩きずらそう)

この発明がなければ、もしかすると今でも左右で同じ形の靴を履いていたかもしれません。

ほかにも、独自のガラス加工を施した「ポリッシュドバインダーカーフ」と呼ばれる革を使ったり、レディースに人気のスタッズを使ったりと、伝統にとらわれずに新しいことにも挑戦し続けています。

グッドイヤー・ウェルト製法を採用しており、デザインも普遍的なものが多いため、どのモデルをとっても長く履き続けられます。

正統派のイギリス靴が好きな方は、チャーチを試してみてはいかがでしょう?

イチオシの一足!

私のイチオシは、バーウッド(BURWOOD)です。

クセのないラウンドトゥとウィングチップを組み合わせた、チャーチを代表するモデルです。

どんなシーンでも使いやすそうだったので、この一足をチョイスしました。

ちなみに、イギリスの元首相であるトニー・ブレアは、毎週の質疑応答で毎回同じウィングチップのチャーチの靴を履き続けていて、その靴を 18 年間も履き続けていたらしいです。

もしかしたら、ブレアさんとお揃いかもしれませんね。

チャーチ(CHURCH’S)の購入方法

チャーチ(CHURCH’S)は、東京・表参道と愛知・名古屋にある直営店や、全国の百貨店で取り扱いがあります。

詳しくは「チャーチ 店舗・取り扱い一覧」のページをご覧ください。

Amazon や楽天などでも取り扱いがあるので、サイズ感が分かっていれば通販も可能です。

チャーチ(CHURCH’S)の公式サイトはこちら

10 万円以下で買えるおすすめの革靴ブランド(イタリア編)

次は、イタリア編です。

イタリア靴は、柔らかい履き心地への探究心と、鮮やかな色使いがポイントです。

遊び心のある革靴が好きな方は注目です!

ファビ(FABI)

OGP:【FABI】イタリアの名靴FABI(ファビ)がついに日本に上陸です!

最初に紹介するのは、ファビ(FABI)です。

おおよその価格帯は 8 〜 10 万円ほどです。

イタリア・マルケで 1965 年に創業したブランドで、日本で取り扱われるようになったのは 2016 年ごろからだそうです。

主に採用しているのは「ボロネーゼ製法」という特殊な製法です。

イタリア・ボローニャ地方で生まれたこの製法は、足を包み込むような不思議な感触があり、履き心地の柔らかさに特化しています。

レーザープリンタで革に刻印をするなど、最新の技術を駆使したデザインを取り入れているところもファビの特徴です。

イタリアの伝統的な靴作りを守りつつ、新しい技術を取り入れて進化を続けるファビ。

ぜひ一度お試しください!

イチオシの一足!

私のイチオシは、チェック柄のホールカットです。

ボロネーゼ製法で作られており、履き心地の柔らかさは抜群です。

レーザープリントでアッパーに刻印されたチェック柄からは、遊び心が感じられます。

暗めのグレーも落ち着いた雰囲気でいいですね!

これを履いていれば、注目されること間違いなしです。

ファビ(FABI)の購入方法

ファビ(FABI)は、全国各地の百貨店で取り扱いがあります。

詳しくは、国内代理店オークニジャパンの「Shop List」のページで確認ができます。

気になる方は、近くの店舗を確認して足を運んでみましょう!

ファビ(FABI)の公式サイトはこちら

メッカリエッロ(Meccariello)

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次に紹介するのは、メッカリエッロ(Meccariello)です。

おおよその価格帯は 8 〜 10 万円ほど。MTO (好きな革やモデルを指定して作るオーダー)で 10 万円を少し超えるくらいの価格です。

ブランドを立ち上げた “アントニオ・メッカリエロ” は、なんと 12 歳から靴作りを始めたという生粋の靴職人。

既製靴の製作だけでなくビスポークもおこなっているため、既製靴でもビスポークのような造形美をもつモデルが多いのが特徴です。

このブランドでおすすめしたいのが、「アルジェンタム(Argentum)」というライン。

アルジェンタムは、「アルジェンタム・ウェルト製法」という独自に編み出された製法を採用しています。

グッドイヤー・ウェルト製法よりもソールの反りが良く、さらに耐久性にも優れているという、いいとこ取りの優れた製法です。

革の産地として有名なイタリア発祥のブランドだけあり、革質も良好です。

遊び心があるイタリアらしい靴に加えて、シンプルで普遍的なイギリスっぽい靴も展開しています。

2003 年にスタートした新しいブランドで、残念ながら日本での取り扱いは多くありません。

もし見かけたら、ぜひ足を通してみてはいかがでしょうか?

イチオシの一足!

私のイチオシは、型押しの革を使ったローファーです。

OGP:1A -VALERIUS LOAFER IN HORWEEN RUSSIAN HATCH GRAIN CALF,COLOR TORTORA

スポッと軽やかに履けるローファーは、柔らかい履き心地と相性がとてもいいです。

個人的にローファーが好きというのもあり、これをチョイスしました!

型押しの表情が豊かで、手入れをしながら経年変化を楽しめそうな一足です。

メッカリエッロ(Meccariello)の購入方法

メッカリエッロ(Meccariello)は、新宿・伊勢丹で取り扱いがあるようです。

個人的におすすめの買い方は、公式のオンラインストアでの MTO です。

MTO は、革の種類や色、ソールの仕上げなど、自分の好みの靴を作れるオーダーシステムです。

関税を含めると 10 万円を少し超えるかもしれませんが、試してみる価値は大いにあります!

メッカリエッロ(Meccariello)の公式サイトはこちら

フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)

OGP:G2764-CB35 | FRANCESCO BENIGNO made in italy

フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)は、1926 年にイタリアで創業した革靴ブランドです。

おおよその価格帯は 5 〜 6 万円ほど。

このブランドは、「【4 〜 5 万円台で買える】靴職人が選ぶおすすめの革靴ブランド 9 選」にも登場しました。

最大の特徴は、独特な色使いです。

色のついていない革で靴を作り、その状態から熟練の職人が一足一足手作業で色を塗り重ねる「パティーヌ」と呼ばれる技法で色付けをしています。

とても手間暇のかかる作業で決して効率的な作業ではありませんが、深く鮮やかに色が付くため芸術作品のような仕上がりになります。

履き心地が柔らかいマッケイ製法を採用しているところも、イタリアンブランドらしいところです。

お手頃で履き心地の柔らかいイタリア靴をお探しの方は、フランチェスコ・べニーニョを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

イチオシの一足!

私のイチオシは、ブラウンのローファーです。

OGP:G3751-LU64 | FRANCESCO BENIGNO made in italy

イタリア感が出る、気軽にスポッと履けるローファーをチョイスしました。

マッケイ製法の柔らかい履き心地で、足を通せば気分は in イタリアです。

深みのあるブラウンも見る人を惹きつけます!

フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)の購入方法

フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)は、紳士靴専門店「42ND ROYAL HIGHLAND」で取り扱いがあります。

店舗の場所は「Store」に記載がありますが、都内にしかないのが残念なところ。

できれば試着したいところですが、遠くにお住まいの方は公式の「オンラインストア」での購入がおすすめです。

cm 表記で自分にあったサイズを選びやすいほか、返品や交換も受け付けてくれるそうです。

フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)の公式サイトはこちら

10 万円以下で買えるおすすめの革靴ブランド(スペイン編)

続いては、おすすめのブランド、スペイン編です。

イギリスとイタリアの良さをいいとこ取りしたスペインの革靴。

デザインも作りも妥協したくない方にピッタリです!

ヤンコ(YANKO)

スペイン生まれのブランド、ヤンコ(YANKO)です。

おおよその価格帯は 4 〜 5 万円ほどで、「【4 〜 5 万円台で買える】靴職人が選ぶおすすめの革靴ブランド 9 選」にも登場しました。

このブランドができたのは 1961 年で、創業者は ”ホセ・アルバラデホ・プハーダス” という人物です。

(この人物は、後ほどもう一回登場します)

ペインのマヨルカ島という小さな島で創業し、同族経営をすることで靴作りの技術を脈々と受け継いでいます。

イギリス靴のような頑丈な作りとイタリア靴のような遊び心あるデザイン、この 2 つバランスよく取り入れているのがヤンコの特徴で、ザ・スペインの革靴といったところです。

革質はほどよく、手入れをしながら履くことでどんどんと魅力が増していくでしょう。

価格も抑えられているので、購入しやすいのもポイントです。

しっかりとした作りで、デザインも妥協したくない。

そんな方におすすめしたいブランドです!

イチオシの一足!

私のイチオシは、ウィングチップのモンクストラップです。

バックルとストラップで甲を固定するタイプで、紐靴に比べて大人っぽい印象になるのが特徴です。

ウィングチップにすることで華やかさとカジュアルさが加わり、いろんな服装やシーンに合わせやすそうです。

作りの良さとデザインの遊び心を兼ね備えていて、ヤンコらしい一足だと思いました!

ヤンコ(YANKO)の購入方法

ヤンコは、三越や伊勢丹などの百貨店で取り扱いがあります。

詳しい店舗は「ヤンコ 店舗・取り扱い一覧」に記載されています。

楽天や Amazon でも取り扱いがあり、かなり幅広い商品がラインナップされています。

ぜひ、お気に入りの一足を探してみてください!

ヤンコ(YANKO)の公式サイトはこちら

マグナーニ(MAGNANNI)

続いて紹介するのは、マグナーニ(MAGNANNI)です。

おおよその価格帯は 6 〜 9 万円ほどです。

スペインのアルマンサという場所で創業し、3 世代に渡って丁寧な靴作りを継承しています。

厳選した素材使いと確かな技術力が認められ、「スペイン王室御用達の靴」に選ばれたことがあるそうです。

マグナーニは、鮮やかな色使いや作りから、どちらかといえばイタリアの特色を色濃く受け継いでいるように思います。

このブランドの特徴は、一度見たら忘れられなくなるほどインパクトのある見た目です。

上の写真の靴は「オパンケ製法」という製法で作られています。

オパンケ製法とは、アウトソールを靴の側面まで持ち上げてアッパーに縫いつける、特殊な作り方です。

マグナーニでは、このオパンケ製法をよく取り入れており、鮮やかな色味と相まってインパクトのある見た目になっているのです。

マグナーニを履けば、足もとが注目されること間違いなしです。

イチオシの一足!

私のイチオシは、ジップブーツです。

この一足は、クインクラシコという紳士靴店の別注品です。

2 色の色使いと、オパンケ製法のステッチが見る人を惹きつけます。

サイドジップなので足入れもしやすそうです。

マグナーニを存分に楽しめる一足です!

マグナーニ(MAGNANNI)の購入方法

マグナーニ(MAGNANNI)は、紳士靴店のクインクラシコや、伊勢丹などの百貨店で取り扱いがあります。

マグナーニ(magnanni)の取り扱い店舗をご紹介します♪」で詳しい店舗が紹介されています。

お近くの方は、ぜひ手にとってマグナーニのインパクトを感じてみてください。

マグナーニ(MAGNANNI)の公式サイトはこちら

カルミナ(CARMINA)

OGP:ホールカット 910 RAIN

スペイン編で最後に紹介するのは、カルミナ(CARMINA)です。

おおよその価格帯は 7 〜 9 万円ほどで、革の宝石と称されるコードバンを使ったモデルは 10 万円を超えます。

カルミナを創業したのは、なんとヤンコの創業したのと同じ “ホセ・アルバラデホ・プハーダス” です!

「もっと良い靴を作りたい」という思いからヤンコを脱退し、カルミナを立ち上げたそうです。

ヤンコよりもすこし高いですが、厳選した素材や、より洗練された木型を採用しています。

特におすすめしたいのが、RAIN LAST と呼ばれる木型を使用した靴です。

ほどよく丸みを帯びたスクエアトゥが特徴的で、シルエットがとても綺麗です。

デザインや素材の種類がとても豊富で、イギリスっぽい靴からイタリアっぽい靴まで、幅広い靴を作っています。

公式サイトを眺めていれば、お気に入りの一足が見つかるはずです!

イチオシの一足!

私のイチオシは、ミュージアムカーフを使ったアデレードです。

アデレードとは、靴紐を通す穴が空いているパーツが琴のような形状をしているデザインを指しています。

ミュージアムカーフが持つ独特の色ムラが、味わい深い表情を生み出しています。

バーガンディーの色味も、服装に合わせやすそうですね!

カルミナ(CARMINA)の購入方法

カルミナ(CARMINA)は、高級紳士靴を取り扱うショップ「トレーディングポスト」や、全国の百貨店などで取り扱いがあります。

最近オープンした日本語の公式サイトには、素材や木型、デザインなどを組み合わせた幅広いバリエーションの商品を取り扱っています。

実際の店舗でサイズ感を確認して、公式サイトで注文すれば好みの一足が買えそうです!

カルミナ(CARMINA)の公式サイトはこちら

10 万円以下で買えるおすすめの革靴ブランド(フランス編)

続いては、おすすめの革靴ブランド、フランス編です。

フランス靴は、お国柄というよりもブランドが持つ独自の世界観が魅力です。

10 万円以下で買えるブランドは少ないですが、おすすめしたいと思ったブランド 1 つだけ紹介します。

パラブーツ(Paraboot)

紹介するのはパラブーツ(Paraboot)です。

おおよその価格帯は 7 〜 8 万円ほどです。

多くのメーカーが拠点をアジアに移すなか、フランスでの靴作りにこだわっており、メイド・イン・フランスを守り続けています。

使用している材料も 70% はフランスが原産地のものだそうです。

パラブーツの靴は、ころんとした可愛い見た目ながら、耐水性に優れているのが特徴です。

パラブーツの靴によく用いられる「リスレザー」と呼ばれる革は、一般的な革よりも撥水性があり劣化しにくいです。

(履いていると白っぽいオイルが革の表面に浮き出てきますが、磨けば新品のように蘇ります。)

また、滑りにくい特殊な材料でラバーソールが作られていたり、「ノルウェイジャン製法」という耐水性の高い製法が採用されていたりするため、雨の日でもガンガン履くことができます。

雨の日にガンガン履けると聞くと、ゴツゴツしたイカつい靴を想像するかもしれませんが、実際はころんとした可愛い見た目です。

このギャップが、パラブーツの魅力なのかもしれません。

イチオシの一足!

私のイチオシは、シャンボードです。

シャンボードは、「パラブーツといえば、コレ!」というほど定番のモデルです。

U チップのカジュアルな雰囲気と丸みのあるトゥが印象的な一足です。

ちなみに、私は甲が薄くて羽根が閉じきってしまうため履けません…

足に合う方が、羨ましいです!

パラブーツ(Paraboot)の購入方法

パラブーツ(Paraboot)の取り扱い店は、全国に点在しています。

公式サイトの「店舗と提携店」のページで、郵便番号を入れると近くのお店が検索できるようです。

購入を検討している方は近くのお店を知っておくと、フラッと立ち寄るタイミングがあるかもしれません。

パラブーツ(Paraboot)の公式サイトはこちら

10 万円以下で買えるおすすめの革靴ブランド(日本編)

いよいよ、おすすめの革靴ブランド、日本編です。

細部まで綺麗に作り込まれた靴は、まさに工芸品のような佇まいです。

また、履き心地へのこだわりも注目ポイントです。

オリエンタル(Oriental)

OGP:奈良の老舗のつくったビスポークのような既成靴「オリエンタル」

オリエンタル(Oriental)は、1957 年に奈良で創業した歴史あるメーカーです。

価格は 5 万円台で「【4 〜 5 万円台で買える】靴職人が選ぶおすすめの革靴ブランド 9 選」の記事にも登場するブランドです。

さまざまなブランドの OEM 生産も手がけながら、Oriental(オリエンタル)というオリジナルブランドを展開しています。

オリエンタルから販売されている靴のなかでも「グッドイヤーマッケイライン」が個人的におすすめです。

靴の前半分をグッドイヤー・ウェルト製法、後半分をマッケイ製法にした独自の製法を採用したラインで、ビスポークのような美しいシルエットが特徴です。

また、ヒドゥンチャネル、半カラス、フィドルバック、ピッチドヒールなど、靴を美しく見せる意匠の数々が採用されています。

フランスのアノネイ社のカーフや、イギリスのチャールズ・F・ステッド社のスエードなどの高級レザーを使用しているため、革質も良いのもポイントです。

作りの丁寧さもさることながら、革質も良くてビスポークのように美しい。

個人的にとてもおすすめなブランドです!

イチオシの一足!

私のイチオシは、セミブローグシューズです。

ビスポークさながらの数々の意匠でエレガンスなシルエットにしつつ、メダリオンでちょっと華やかな雰囲気があるのが魅力です。

ブラウンの色味もよく、手入れしながら履けば一生のお供になってくれるはずです。

オリエンタル(Oriental)の購入方法

オリエンタル(Oriental)は、紳士靴専門店「World Footwear Gallery」で取り扱いがあります。

東京の店舗でしか販売がなく、残念ながら通販はしていないようです…!(がーん)

最近では、「神戸そごう」の紳士靴売場でも取り扱いがスタートしたようです。

気になる方は、ぜひ店頭に足を運んでみてください!

オリエンタル(Oriental)の公式サイトはこちら

三陽山長

続いて紹介するのは、三陽山長です。

おおよその価格帯は 6 〜 9 万円ほどです。

誕生したのは 2001 年と比較的新しいブランドですが、わずか十数年で日本のトップクラスのブランドになりました。

創業時から一貫して掲げているコンセプトは「品質本位」。

靴に用いる素材から細かな部分の仕上げに至るまで、品質を一番重要視しています。

履き手からのフィードバックを木型に反映することで、履き心地を進化させているのもブランドの特徴と言えるでしょう。

三陽山長が展開する商品のなかの「装」と呼ばれるドレスシューズラインは、高品質でありつつ 10 万円以下で購入できます。

作りはグッドイヤー・ウェルト製法で、イギリス靴に見られるようなベーシックで普遍的なデザインが多くあります。

「和二郎」や「友三郎」などモデルの名前が和風なところも、三陽山長の特徴です。

高品質なジャパンメイドの代表的ブランド、ぜひ一度お試しください!

イチオシの一足!

私のイチオシは、友二郎です。

友二郎は、シンプルなストレートチップオックスフォードのモデルです。

ザ・ドレスシューズといったフォーマルな佇まいで、時代に左右されずに履くことができそうです。

友二郎という名前も、和な感じが良いですね!

三陽山長の購入方法

三陽山長は、全国の百貨店で取り扱いがあります。

SHOP LIST」に具体的な取扱店が記載されているので、気になる方は近くのお店を探してみてください。

また、公式の「ONLINE SHOP」でも購入ができます。

三陽山長の公式サイトはこちら

クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)

OGP:上質な雰囲気を纏う、表情豊かな大人の紳士靴 <クレマチス>のレディメイドラインがデビュー

次に紹介するのは、クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)です。

クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)は、採寸をして足に合わせた靴を作るビスポークで知られる有名なお店です。

ビスポークで培った審美眼を既成靴に取り入れて販売しているのが、「マシンメイド」というラインです。

「女性の目に留まるやわらかい雰囲気をもつジェントルマンシューズ」をテーマとして掲げており、価格帯は 9 〜 10 万円ほどです。

厳選した素材を使うことで、今までにないようなソールの反りや足馴染みの早さを実現しています。

また、足に合う靴が見つからない人のために、木型の調整までしてくれるという履き心地へのこだわりも魅力です。

イチオシの一足!

私のイチオシは、エキナセア(Echinacea)です。

珍しいキャメル(らくだ)の革を使っており、独特の表情が魅力です。

側面に走るステッチの線もとても綺麗で、クレマチス銀座のセンスの良さが見てとれます!

クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)の購入方法

クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)のマシンメイドは、新宿の伊勢丹メンズ館か、クレマチス銀座の店舗で購入ができます。

銀座にあるお店に出向いてオーダーをすれば、好きな革を選んだり、木型の調整ができたりなど、さまざまなメリットがあるのでおすすめです。

クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)の公式サイトはこちら

サンタリ(SANTARI)

日本ブランドの最後に紹介するのは、サンタリ(SANTARI)です。

2018 年の 3 月に始動したばかりの新しいブランドで、価格は 9 万円ほど。

ブランド名の「SANTARI(サンタリ)」とは、“燦たり(輝いて鮮やかなさま)” という言葉から来ており、履く人が燦然と輝くことを願って名付けられているそうです。

製作を手がけるのは、国内の靴ブランドやビスポークのアウトワーカーとして活躍する「Tateshoes」。

Tateshoes が構想から 3 年を経てスタートさせたオリジナルブランドがサンタリです。

最大の特徴は、ビスポークや最高級の靴でしか見られないハンドソーン・ウェルト製法でしょう。

この製法は作るのにとても手間がかかるので、10 万円を優に超えることがほとんどです。

サンタリは 10 万円以下でハンドソーン・ウェルト製法の靴を購入できる数少ないブランドの一つです。

日本の技術力と伝統が詰まった、大注目のブランドです!

イチオシの一足!

私のイチオシは、レイジーマンです。

レイジーマンは “怠け者の靴” という意味があり、靴ひもを結ばずとも脱ぎ履きできるのが利点です。

家中で靴を脱ぐ日本では、重宝するデザインではないでしょうか。

また、シューレースを締めることもできるという、とてもユニークなモデルです。

サンタリ(SANTARI)の購入方法

サンタリ(SANTARI)は、東京の台東区にある「Tateshoes」でオーダーができます。

3 つ種類があるモデルからデザインと好きな革を選んで作ってもらうことができ、納期は 2.5 ヶ月ほどだそうです。

オプション料金なしで細かいデザイン変更にも対応しているようで、デザインの組み合わせはなんと 1152 通り(!)もあるようです。

公式インスタグラムにさまざまなモデルの写真がアップされているので、気になる方はぜひ覗いてみてください!

公式サイトは現在準備中だそうです。

10 万円以下で買えるおすすめの革靴ブランド(番外編)

それでは最後に、国別ではくくれない一風変わったブランドを 1 つ紹介します。

名も無きビジネスシューズ

紹介するブランドは、名も無きビジネスシューズです。

LEATHER PORT」から販売されている紳士靴の名称で、価格は 9 万円ほどです。

作っているのは、名も無き職人。なんともミステリアスなブランドです。

「売りたいのは特定の材料でも、技術でもない。”趣き” である。」と語られる靴は、息をのむほど美しく、口コミや SNS でみるみる広がり今や多くの靴好きを虜にしています。

何十万円もするようなビスポークで採用される「フルハンドソーン」という作り方で、出し縫いまで手縫いで行なっています。

これにより、ソール反りが良く耐久性にも非常に優れています。

エッジの効いたエレガンスな木型が特徴で、つま先はしっかりと角の張ったチゼルトゥです。

ほっそりとしたソールの仕上げも見事で、非の打ちどころがありません!

色は “生成り” という色がついていない革を手で染めるという手の込みよう。

名前の無い職人が作るミステリアスな革靴、ぜひお試しください!

イチオシの一足!

私のイチオシは、フルブローグシューズです。

エッジの効いた木型と、フルブローグの雰囲気が絶妙にマッチしています。

色は手染めのため、深みが感じられます。

名も無きビジネスシューズの購入方法

名も無きビジネスシューズは、「LEATHER PORT」でオーダーすることができます。

足の情報を伝えることで最適なサイズを推奨してもらうことができ、また好みのデザインと色を指定できます。

2018 年 9 月時点で、納期は 7 ヶ月ほどです。

時間はかかりますが、待つ価値があります!

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

お気に入りのブランドは見つかりましたか?

この記事のなかでは、各ブランドのオリジナリティーを簡単に紹介しました。

しかし、実ここでは書ききれないほど、それぞれのブランドが奥深い魅力を持っています。

この記事でおすすめした革靴のブランドを買うときだけでなく、ほかのブランドを選ぶときも、どんなオリジナリティーがあるか調べてみると面白いかもしれません。

この記事を書いた人

カタオカケン

東京在住、靴作りに勤しむ 27 歳です。作るのはもちろん、靴を眺めたり、靴を磨いたりするのも好きです。鏡面磨きはなかなか上手くできません。

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