靴擦れの原因と効果の高い対策をご紹介します(かかと・小指・親指など)

「靴擦れ」は、足と靴の悩みのなかでも最も多くの人がかかえる悩みといっても過言ではないと思います。

せっかくデザインが気に入って買った靴でも、靴擦れしてしまったら履きたくなくなりますよね……

でも、靴擦れする箇所に合わせた効果の高い対策を施せば、気持ちよく履けるようになるかもしれません!

靴擦れが起きる 2 つの原因

靴擦れの原因には以下の 2 つがあります。

原因 1:靴の “サイズ” が足と合っていない

1 つ目は、靴の “サイズ” が足と合っていない場合です。

“サイズ” が合っていないというのは、自分の足の長さに対して大きいあるいは小さいサイズの靴を履いている状態です。

たとえば、自分の足の長さが 26cm で、27cm や 25cm のサイズの靴を履いているような場合です。

足に対して大きいサイズの靴と履くと、つま先周りに余裕ができ過ぎて歩くたびに足が前に滑るようになります。

大きすぎる靴を履くと、靴の中で足が前に滑る。

歩くたびに足が前に滑ると、つま先が圧迫されて親指や小指が靴擦れしてしまいます。

逆に、足に対して小さいサイズの靴を履くと、余裕がなさ過ぎて親指や小指だけでなく、かかと周りも靴ずれしやすくなります。

原因 2:靴の “形” が足と合っていない

2 つ目は「靴の “形” が足と合っていない」場合です。

靴の “サイズ” が足に合っていたとしても、”形” が足に合っていないと靴擦れしてしまいます。

よくあるのは靴の “幅” が足と合っていないケースです。

それ以外にも、つま先周りやかかと周りの形が足に合っていないなどの理由で局所的に圧迫される箇所がでてくると、靴擦れが起きやすくなります。

サイズが合った靴でも、靴と足の形が合っていないと靴擦れする。

ちなみに、靴は履いているうちに足の形になじみますので、多少のズレは履いているうちに解消されることがあります。

たとえば「新品のときは靴擦れしていたけど、履いているうちにしなくなった」というのはその典型です。

今すぐ痛みを和らげたいときの応急処置

今すぐ靴擦れの痛みをなくしたいときは「キズパワーパッド」という絆創膏が有効です。

キズパワーパッド

記事の後半で靴擦れの箇所に合わせた対策方法をご紹介しますが、その対策を施すまでの一時しのぎとして使えます。

また、新品の靴であれば、足になじむまでキズパワーパッドで様子をみるのも手です。

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キズパワーパッドは普通の絆創膏よりも分厚いため、かなり痛みを和らげることができます。

粘着力が高く剥がれにくいほか、治癒力も高いので靴擦れの治りが早いです。

靴擦れしそうな予感がしたタイミングで貼っておくと、靴擦れがひどくならずにすみます。

キズパワーパッドは、ローソンやファミリーマート、薬局で購入ができます。

靴擦れしやすい方はカバンに常備しておくと安心です。

「水ぶくれ」もキズパワーパッドで応急処置

水ぶくれができてしまったときは、潰さずにキズパワーパッドを貼っておきます。

水ぶくれには皮膚を治す成分の体液が入っているので、潰さないほうが治りが早いです。

キズパワーパッドはクッション性が高いので、水ぶくれが靴に擦れて潰れないよう保護してくれます。

潰れてしまった水ぶくれ。こうならないよう「キズパワーパッド」を貼って保護しましょう

もし水ぶくれが潰れたしまったときは、水道水できれいに洗い、余った皮膚を取り除いた上でキズパワーパッドを貼ります。

靴擦れ対策:かかと編

ここからは靴擦れの箇所に合わせた対策グッズをご紹介します。

まずは、”かかと” や “くるぶし” 周りの靴擦れ対策です。

靴の履き口の周りは、靴の形が崩れないように固く頑丈に作られているため、靴擦れが起こりやすい箇所でもあります。

では、私の経験上から靴擦れが解消しやすい順番でグッズをご紹介していきます。

対策グッズ 1:T 字型パッド

かかとの靴擦れで一番効果が高いのは「T 字型パッド」です。

T 字型パッドとは、かかとを下から側面まで覆うような形状のパッドです。

T 字型パッドを貼ったときのイメージ

T 字型パッドを貼ることでかかと周りのフィット感がよくなります。

さらに、クッション性が高いので、かかと周りが靴と強く擦れるのを防いでくれます。

T 字型パッド以外の対策グッズでは、逆にほかの箇所が靴擦れするなどの副作用がでてくることがありますが、T 字型パッドの場合はその心配がありません。

まずは T 字型パッド試してみて、それでもダメなら次のグッズを試してみてください。

対策グッズ 2:インソール

T 字型パッドの次に試したいのは「インソール」です。

インソールは T 字型パッドよりも厚みがあるため、T 字型パッドであまり効果がなかった場合でも、インソールを入れるとかかと周りがピッタリして靴擦れがなくなる場合があります。

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インソールを入れると、かかと周りだけでなく全体のフィット感が変わるため、かかとの靴擦れが改善しても逆につま先周りが窮屈になってしまうことがあります。

インソールは厚みのバリエーションがありますので、何種類か試してみて、ちょうどいい厚みのものを探してみるのがおすすめです。

対策グッズ 3:小さめのパッド

T 字型パッドを試してみて「靴擦れは改善したけど、かかと周りが窮屈だな」と感じたときは、小さめのパッドのほうがいいかもしれません。

小さめのパッドとは、500 円玉くらいの大きさのものや履き口周りだけに貼るような大きさのクッション材のようなものです。

かかと部分に小さめのパッドを貼ったときのイメージ

靴擦れする箇所にピンポイントで貼ることでクッションの役割を果たし、靴と足が擦れるのを防いでくれます。

履き心地をほとんど変えずに靴擦れ対策ができるので、T 字パッドやインソールの履き心地に違和感がある場合におすすめです。

対策グッズ番外編:厚手の靴下

軽い靴擦れであれば、厚手の靴下を履くと軽減することがあります。

厚手の靴下を履くと、靴と足のフィット感がよくなるほか靴下がクッションの役割を果たしてくれるので、靴擦れしにくくなります。

なるべく靴に手を加えずに対策をしたいという方は、一度試してみてください。

靴擦れ対策:親指・小指編

次は、親指や小指の側面が靴擦れしたときの対策グッズをご紹介します。

つま先のスペースが狭い靴を履くと、親指や小指の側面が強く擦れて痛みがでてきます。

痛いのを我慢して履き続けると、タコやウオノメができることもあるので早めに対策をとることが大切です。

親指や小指の靴擦れには、

  • 「デリケートクリーム」を使って革を柔らかくする
  • 「シューストレッチャー」を使って革を伸ばす

以上の 2 つが有効な対策になります。

対策グッズ 1:デリケートクリーム

革靴の場合は「デリケートクリーム」を塗ると、革が柔らかくなり、靴擦れが軽減します。

デリケートクリームは、手入れ用クリームのなかでも多く水分を含んでいるクリームです。

デリケートクリーム「シュプリームクリームデラックス」

デリケートクリームを塗って革を柔らかくした状態で何度か履き込むと、つま先周りの圧迫が軽減されます。

デリケートクリームを塗るときは、靴の表面ではなく内側から塗ったほうが効果が高いです。

簡単に使い方をご紹介します。

【デリケートクリームの使い方】

まず指にデリケートクリームを取ります。

擦れて痛くなる部分を確かめたら、内側からその部分に塗ります。

これを 2 〜 3 回繰り返します。

最後に軽く揉み込んで、デリケートクリームを浸透させます。

これで完了です。

この状態で足に馴染むまで何度か履いてみてください。

対策グッズ 2:シューストレッチャー

デリケートクリームを使っても、革が固いなどの理由で足に馴染まず、靴擦れが改善しないこともあります。

そんなときは、シューストレッチャーを試してみてください。

シューストレッチャー「BeryKoKo シューズフィッター」

シューストレッチャーを使うことで、圧迫されている箇所を部分的に伸ばすことができます。

ただ、無理やり靴を引き伸ばす方法なので、靴の形がいびつになってしまうリスクがあります。

デリケートクリームで革を柔らかくする方法を試してみた上で使ったほうがいいです。

簡単に使い方を解説します。

【シューストレッチャーの使い方】

まず、足に当たって痛くなる箇所を確認します。

痛くなる箇所にコブが押し当たるように、付属のコブをストレッチャーに取り付けます。

ストレッチャーを靴の中に入れ、靴のサイズに合わせてストレッチャーのサイズを調整していきます。

BeryKoKo のシューズフィッターの場合は、真ん中の銀のネジを巻くことで、かかとのパーツの位置が調整できるようになっています。

黒いバーを回すとつま先のパーツが横方向に広がるようになっているので、伸ばしたい箇所にコブがくるように調整します。

そのまま 1 日置いておきます。

コブを当てた部分の革が伸びて痛くなりにくくなっているかと思います。

靴擦れをしないための「正しいフィッティング」

ここまで靴擦れが起きてしまったときの対策方法をご紹介してきました。

ここからは、そもそも靴擦れが起きないような「自分の足に合った靴の選び方」についてお話します。

自分の足に合った靴であれば、靴と足が局所的に擦れることがなく、靴擦れも起きません。

すでに持っている靴は靴擦れ対策をしながらうまく付き合っていくほかありませんが、次に買う一足は自分の足に合った靴が選べると、靴擦れに悩まされずに済みます。

シューフィッターがいるお店で靴を選ぶ

シューフィッターがいるお店であれば、足に合った靴を選ぶことができます。

シューフィッターとは、その人の足に合った靴を販売するシューフィッティングの専門家です。

シューフィッターがいるお店は、一般社団法人「足と靴と健康協議会」のシューフィッター検索ページで検索することができます。

なかなか足に合った靴が見つからない方は、プロにアドバイスをもらいながら合う靴を探してみましょう。

オーダーで足に合った靴を作る

オーダーで自分の足にあった靴を作るのもひとつの手です。

男性の方であれば、足に合わせて靴を作る「ビスポーク」があります。

オーダーメイドになってしまうので高額ですが、足に合わせて作ってくれるので靴擦れする可能性はかなり低いです。

ただし、ビスポークは「3 足作って完璧に足にあった靴が作れる」と言われており、1 足目で靴擦れしない靴が作れる保証はありません。

女性の方であれば、職人が足に合わせて作ってくれたり、3D で足の形を計測して作ってくれたりなど、いろいろなタイプのオーダーメイドがあります。

お店によってデザインや靴のタイプが違うので、好みのお店で頼んでみるのがいいでしょう。

こちらのページにオーダーメイドのブランドがまとめて載っています。

ただ、お店によっては靴擦れしてしまうこともあるようなので、お店の評価・レビューは事前に確認しておいたほうがいいかもしれません。

「すごいフィッティング」で足に合った靴を選ぶ

「すごいフィッティング」は、足の計測データから、その人の足に合った革靴をおすすめしてくれるサイトです。

メジャーを使って足の長さや幅を計測し、数値をサイトに入力するだけで、その人の足に合ったブランドやモデルをいくつかピックアップしてくれます。

無料で自宅で簡単にできるのでおすすめです。

「すごいフィッティング」へ

ちなみに、このサイトは私と靴木型職人の ZinRyu さんとで開発をしました。

靴を選ぶとき、デザインが気に入っても自分の足に合わなかったり、逆に自分の足にピッタリだけどデザインが好みじゃなかったりということがあると思います。

誰でも簡単に、自分好みのデザインでかつ自分の足に合った靴が見つけられるように作りました。

「なかなか自分の足に合った革靴がわからない」「いつも靴擦れしてしまう」

そんな方はぜひ一度使ってみてください。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。

最近「ZOZOMAT」というものが発表され、自宅にいながら 3 次元で足の計測が可能になるようです。

まだ靴の販売は始まっていないようですが、テクノロジーが進歩して足に合った靴を全員が履けるようになったら、靴擦れはなくなるかもしれませんね。

足にあった靴が簡単にオーダーできる時代が楽しみです!

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