【10 万円以上】おすすめの最高級革靴ブランド(東ヨーロッパ編)
東ヨーロッパ編です。
しっかりと作り込まれ、手作りで温かみが感じられる靴は、愛着を持って履き続けられること間違いなしです!
ヴァーシュ(VASS)
最初に紹介するのは、ハンガリーのブダペストに工房を構えるヴァーシュ(VASS)です。
100 年以上も前に使用されていた靴作りの道具を今なお使用する、伝統的な手作りにこだわるブランドです。
手縫いでしかできない「ハンドソーン・ウェルト製法」で作られており、柔らかい履き心地と耐久性を実現しています。
つま先にボリュームを持たせた「ブダペスト」やイギリスの革靴をイメージした「R」など、木型のバリエーションも豊富。
また、革の材料も豊富で、カーフレザーに始まり、コードバンやクロコダイル、オーストリッチ(ダチョウ)など、どんな革でも難なく靴に変えてしまいます。
製法や木型の種類、素材使いまで、すべてにヴァーシュの高い技術力が垣間見えます。
繊維がみっちり詰まった「オークバーク」という革をアウトソールに使用することで、耐久性にも非常に優れています。
東欧屈指の技術力を誇るヴァーシュ、ぜひ一度お試しください!
「ヴァーシュ(VASS)」イチオシの一足!
私のイチオシは、U ラストを使用したモデルです。
U ラストは、イタリアのビスポーク職人であるロベルト・ウゴリーニ氏とコラボレーションして生まれた木型で、シルエットが非常に美しいのがポイントです。
履き心地もよく、私も愛用しています!
「ヴァーシュ(VASS)」の購入方法
ヴァーシュ(VASS)は、新宿伊勢丹のメンズ館やセレクトショップのユナイテッドアローズなどで取り扱いがあります。
イギリスの紳士靴店「Ascot Shoes」にて、幅広い種類の商品を取り扱っているので、個人輸入をするのも一つの手です。
ヴァーシュ(VASS)の公式サイトはこちら。
サンクリスピン(Saint Crispin’s)
東欧編でもう一つ紹介したいのが、サンクリスピン(Saint Crispin’s)です。
オーストリアのウィーン郊外にオフィスを構えており、靴の製造はルーマニアのある工房でおこなっています。
ヴァーシュと同じく、伝統的な道具を使用した手作りの靴作りを守り続けています。
個人的に好きなポイントは、ソールに打たれた木釘です。
サンクリスピンのほとんどの靴にはこの木釘が打たれており、手作業の温もりが感じられる仕上げです。
シューキーパーへのこだわりも半端ではなく、軽くて吸湿性のある木材を自社で選定しているそうです。
素材の使い方から木型の形状、デザインすべてが秀逸で、どこかラグジュアリーな雰囲気も持ち合わせています。
ほかの著名ブランドに比べれば知名度は高くありませんが、もっと広まって欲しい素晴らしいブランドです!
「サンクリスピン(Saint Crispin’s)」イチオシの一足!
私のイチオシは、フルブローグです!
全体的にパーフォレーションが施されており、華やかな印象があります。
靴の側面に走るラインは木型とバランスよく合っていて、非の打ち所がない一足です!
「サンクリスピン(Saint Crispin’s)」の購入方法
サンクリスピン(Saint Crispin’s)は、伊勢丹新宿店メンズ館と阪急メンズ大阪で取り扱いがあります。
また、全国に点在しているセレクトショップの「ストラスブルゴ」でも取り扱いがあるようなので、お近くのお店を探してみてください。
公式のオンラインストアに幅広い商品が取り扱われているので、通販で購入するのもありです。
サンクリスピン(Saint Crispin’s)の公式サイトはこちら。
【10 万円以上】おすすめの最高級革靴ブランド(日本編)
いよいよ、おすすめの革靴ブランド、日本編です。
細部まで綺麗に作り込まれた靴は、まさに工芸品のような佇まいです。
また、履き心地へのこだわりも注目ポイントです。
クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)
日本編で最初に紹介するのは、クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)です。
クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)は、採寸をして足に合わせた靴を作るビスポークで知られる有名なお店です。
「【10 万円以下!】国別のおすすめ革靴ブランド 15 選」ではマシンメイドのラインが登場しましたが、この記事ではさらに上級の「ハンドメイド」のライン、「Semi Bespoke Order」をおすすめします。
Semi Bespoke Order の靴はすべて「ハンドソーン・ウェルト製法」で作られ、丈夫で履き心地が柔らかいのがポイントです。
フィッティングの確認をするための仮縫い靴を作り、サイズ感を確かめてから最終的に一足の靴を作り上げるような注文の流れで、ほぼビスポークに近いです。
ベースとなる木型からサイズ感を調整することもできるので、フィッティングも最高です。
革の種類や色、使用する糸の色などを指定することができるので、自分の好みの一足を作り上げることができます。
使用する材料はどれも高級なものばかりで、最高級の革靴と呼ぶにふさわしいブランドです!
「クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)」イチオシの一足!
私のイチオシは、チーゼル(TEASEL)です。
アンティーク風の仕上げが目を引く、ストレートチップオックスフォード。
サイドに走る縫い目のラインが独特で、木型とのバランスがとても良いデザインです。
「クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)」の購入方法
クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)のハンドメイドは、クレマチス銀座の店舗で購入ができます。
お近くの方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
クレマチス銀座(CLEMATIS GINZA)の公式サイトはこちら。
Yohei Fukuda
最後に紹介するのは、Yohei Fukuda の既成靴です。
Yohei Fukuda を主宰する職人・福田 洋平氏は、日本を代表するビスポークの靴職人です。
エドワード・グリーンやガジアーノ・ガーリングなど、イギリスの著名なブランドのアウトワーカー(外注)として活躍した経歴があり、その技術力は折り紙付きです。
2018 年より販売され始めた既成靴には、ビスポークで培った美意識が細部にまで行き届いています。
特に木型の美しさは秀逸で、「イギリス靴よりイギリスらしい」と称されるほど。
日本が世界に誇るビスポーク職人が作る既成靴、ぜひお試しください!
「Yohei Fukuda」イチオシの一足!
私のイチオシは、ティール(Teal)というモデルです。
羽根の切り返しのラインが靴の側面からヒールまですっと伸びたデザインは、Yohei Fukuda の靴のアイコンでもあります。
ビスポークに採用される数々の意匠もふんだんに盛り込まれており、息をのむほど美しい一足です!
「Yohei Fukuda」の購入方法
Yohei Fukuda は、青山にある店舗で購入ができます。
海外の紳士靴セレクトショップ「The Sabot」での購入も可能です。(関税がかかってしまいますが…)
青山の店頭に足を運べばサイズ感のアドバイスを頂きながら適切なサイズを選ぶことができます。
Yohei Fukuda の公式サイトはこちら。
おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
10 万円以上の靴は、素材、デザイン、作り、どれをとっても最高峰です。
造形美を追求した革靴や、芸術作品のような革靴、手作りの温かみある革靴など個性的なブランドばかりで、オリジナリティーにも溢れています。
ただ、「靴に 10 万円以上も出すのはちょっと……」という方もいらっしゃると思います。
このブログでは、価格帯別にフローチャート形式でおすすめのブランドを紹介していますので、ぜひ予算に合わせて気になるブランドを探してみてください。
ご紹介されてるブランキーニ、どうやらスエードのような部分は、革の内側でなく表側をサンドペーパーとかでケバ立たせているらしく、普通のスエードでは無いって話しを聞いた事があります。
コメントありがとうございます。
革の表側を削っているということは、ヌバックレザーですね!
情報共有くださり、どうもありがとうございました。
いつも参考にさせていただいております。
3万円以上が最低限ということで、そのランクでオススメのローファーを教えていただけませんかでしょうか?
コメントありがとうございます。
どのブランドも素敵なローファーモデルがあるので、ひとつのモデルを挙げるのは難しいですね…
3 万円台でおすすめのブランドを下記記事で紹介しております。
気に入ったブランドの中からローファーモデルを探してみると良いかもしれません!
https://io-shoes.jp/posts/1600261549/